シロハル の米国株投資 〜資産100倍への道〜

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【超検証!】リスクに隠された優位性を証明!レバレッジETFの真実

どーも、シロハル🐨です。


レバレッジETFを理解することは初心者には難しく(通常ETF対比で運用が複雑)、銘柄の実績もあまり長くありません。
そのため、レバレッジETFはリスクが高く、短期投資向けであると言われる傾向にあります。

リスクが高いことは疑いようがなく、私も単純な長期投資には向かないのではないかと考えています。

ではなぜ私シロハルは、レバレッジETF保有し続けているのでしょうか?

それは私の中に、レバレッジETFは長期投資に向かないという課題に対して、一つのイメージ(疑問)があるからです。
主要なレバレッジETFベンチマークはS&P500や各種セクターなどです。
S&P500など米国市場は大なり小なり長期では右肩上がりであり、投資においては長期になるほどにリスクが収束し、安定したリターンを得ることができます。
このことが、S&P500への投資が最適解と言われる所以です。

そのような指数に連動しているレバレッジETFは、
『①レバレッジ特性により、リスクとリターンが通常のETF対比で拡大しているが、
②投資期間に応じたリスク収束性は維持されており、リスク収束にかかる期間が拡大しているだけなのではないか。』というイメージです。

この解に、私が漠然とレバレッジETF保有する理由の、明確な解があるのではないか。と思いました。
そこで、レバレッジETFの期間別のリスク・リターンを検証していきたいと思います。

誰も明らかにしたことがないレバレッジETFの真実

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米国株式指数の優位性

S&P500をはじめとする、主要なレバレッジETFベンチマーク指数。
これらは、長期では右肩上がりであったため、長期投資の最適解であると言われます。
これは、長期になるほどにリスクが収束し、安定したリターンが得られるためです。

【関連記事】S&P500にみる長期投資の優位性の証明
shiroharu.hateblo.jp

上記記事は、投資&ブログを始めて間もない頃に出した記事ですが、当時もの凄い反響がありました。
読んだことない方は、ぜひぜひ読んでみてください!長期投資では「15年~20年」必要と言われる所以が理解できると思います。


脱線しましたが話を戻しますと、
S&P500のような、「投資期間に応じたリスク収束性を有する指数」に連動しているレバレッジETFも、やはり長期投資に向いているのではないかという疑問が浮かびます。

レバレッジETF (SPXL)の超長期チャート

検証に使用するSPXL:S&P5003倍レバレッジの超長期チャートを作成しました。
1950年に1ドルでSPXLが設立されたものとして計算しました。
(超長期では部分的に金利影響等で誤差はあるかもしれませんが、大まかな結果には影響ないかと思います。)
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【参考記事】SPXLチャートの計算方法/ゆうさん
SPXLリスクコントロール・ポートフォリオ│SPXL投資の新しいカタチ


半世紀の年率リターン

それではレバレッジETFの期間別のリスク・リターンを検証していきたいと思います。

・2020年まで

・2015年まで

・2010年まで

・2005年まで

・2000年まで

の5年間~50年間保有しものとして、各保有年数ごとの年率リターンを、半世紀分のデータでシミュレーション計算してみました。
尚、各該当年の6/1終値にて計算しています。



2020年まで保有した場合

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5年保有(2015年~2020年)から20年保有(2000年~2020年)では、非常に不安定な年率リターンとなっています。2010年のリーマンショックから積み上げていた場合は(10年保有に該当)、大きなリターンを得ることができたことがわかります。


2015年まで保有した場合

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こちらも、2010年のリーマンショックから積み上げていた場合(5年保有に該当)に大きなリターンを得ることができました。ITバブル直前から(15年保有に該当)だと、マイナスリターンになるなど、大きなリスクがあることがわかります。


2010年まで保有した場合

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2010年はリーマンショック後となるため、非常に悪い結果が並びます。15年保有(1995年~2010年)していてもマイナスリターンであることがわかります。一方で、リーマンショックといえど、20年以上の保有期間ではプラスに転じています。


2005年まで保有した場合

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2005年はITバブル直後ということで、こちらもマイナスリターンとなっています。

しかしその後は、ITバブルの株価後退局面を含んでいても、年率リターンは大きくプラスに転じています。


2000年まで保有した場合

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S&P500は、1998年まで株価が常に最高値を更新しているような長期 チャートとなっています。そのため、2000年まで保有した場合は、保有期間に依らず、凄まじいリターンを誇ります。
レバレッジは減価するとリスク面でよく言われますが、上昇局面が続くと増価します。これがレバレッジETFの最大のメリットです。
S&P500は上昇局面の方が長いため、相性のよい特性といえそうです。


 



レバレッジETF保有期間ごとの年率リターン

それでは、ベンチマークとなるS&P500などと同様に、レバレッジETFも『長期になるほどにリスクが収束し、安定したリターンが得られる』という、投資期間に応じたリスク収束性は維持されているのかを確認していきます。


保有期間ごとの 年率リターンをまとめました。


あれだけ長期では危ない言われるレバレッジETFが...まさかね!




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な、なんてことだ!!きれいに収束していく~!(デジャブ)

5~20年保有では投資開始および終了時点の景気の影響を大きく受け、リターンがバラバラです。

一方、25年以上の保有であれば、投資開始および終了時点の景気によらずに、すべてプラスリターンに達しています。

そして、30年以上の保有は、投資開始および終了の時期によらず、SPXLへの投資をいつ始めていつ終えても安定的にリターンを享受できることがわかりました。



つまりは、レバレッジによって投資期間に応じたリスク収束性は失われておらず、リスク収束にかかる期間が拡大していただけです。
通常のS&P500への長期投資が15~20年必要なことを考えると、レバレッジETFで安定的にリターンを得るには30年以上必要という結果となります。

したがって、レバレッジETFは短期向けではなく、むしろ長期向け…
否、長期向けであったのです!


改めて考える、レバレッジETFのリスクとは!?


1.レバレッジETFへのリスク理解とリスク許容度
先の結果より、レバレッジETFへの投資は、超長期であれば、高い確率で大きなリターンを得ることができます。
そして、運がよければアーリーリタイヤも可能なほどに、早期に大きなリターンを得られる可能性もあります。
このことだけで考えると、レバレッジETFに投資しないことはリスクとも言えるでしょう。

しかし、ここでリターンに目がくらんだ投資家では、その激しいボラティリティ保有し続けることはできません。
簡単なように見えても、初心者向けではないのです。安定するのに30年かかる時点で、絶対に万人向けではありません。

商品の運用も単純ではありません。

レバレッジETFの運用は下落時に自動的に損切りする」これが理解できていない人は買ってはいけません(キリッ(東バさん風

投資全般に言えることですが、リスクを知り、商品について理解した上で保有するべきでしょう。


SEC(米証券取引委員会)がレバレッジETFの規制案を出していますが、これは投資家がレバレッジETFを理解せずに保有し損失している現状を憂いて、今後そのような投資家が増えることを危惧しているためとコメントしています。
SEC(米証券取引委員会)が介入してくるほどにリスクが高く、安易にレバレッジETFに手を出すと、痛い目にあうでしょう。
レバレッジETFで損失する投資家が増えることは、レバレッジETF規制案を推進させることに繋がりますし、損失で不幸になることは本記事の本意ではありません。

レバレッジETF保有するのであれば、まずはレバレッジETFへの理解を進めた上で、自らのリスク許容度に見合った割合で保有することをオススメします。
【関連記事】レバレッジETFの長期保有はリスクあり。(・・・超長期向けだからね。)
shiroharu.hateblo.jp



2.銘柄の安定性


30年かかるのであれば、重要になってくるのは銘柄の安定性です。30年間投資可能な銘柄である必要があります。

しかし、先に述べたように、SEC(米証券取引委員会)がレバレッジETFの規制案を出しています。
また、世界恐慌級の暴落が発生した場合には、株価が0になり早期償還が不可避となります。
資産総額もSPYやVOO、VTIなどに比べると小さく、安定性には欠けます。一方で、年々拡大しており徐々に安定性を増していることは確かです。

世界恐慌級なら個別株の多くも壊滅さ

早期償還した場合には、その後を通常ETFなどで挽回しなければならず大きなリスクとなります。
(ただしレバレッジをかけているにも関わらず最大で元本のみの損失というのはメリットでしょう。)

おわりに

レバレッジETFはそのリスクや理解不足のため短期向けと言われますが、多くの方にとっては短期的値動きは読めないことからそれこそリスクを抱えることとなります。
今回の検証を通して、レバレッジETFは短期向けでもなく、通常のETFのような長期向けでもなく、長期向けであることがわかりました。
これは、レバレッジによりS&P500のリスク収束性が消失したのではなく、単にリスク収束にかかる期間が拡大しているからと言えます。

以上のことから、
①リスクを十分に理解できた ②多くの時間が残されている
のであれば、レバレッジETFはかなり優良な選択肢の一つです。(それでも尚、銘柄の安定性に伴う早期償還のリスクは抱えることになるが、想定より早い段階で目標リターンを得られる可能性もあります。)

したがって、レバレッジへアレルギーを持っている投資家が「リスクが高いから投資に向かない・短期向けだ」と決めつけるのは短絡的かもしれません。

一方で、レバレッジETF保有する投資家は、繰り返しになりますが、そのリスクを十分に理解した上で投資することが必要でしょう。初心者ほど保有したくなるレバレッジETFは、初心者ほど損のする仕組みです。これはSEC(米証券取引委員会)がレバレッジETFに危惧しているところでもあります。


私自身も5~10年下落していたらきっと耐えられないだろうなぁ。リスクへの理解を深めていく!!

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のんびり幸せに🐨