シロハル の米国株投資 〜資産100倍への道〜

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レバレッジETFは単純な長期積立では致命的なリスクがある!?

どーも、シロハル🐨です。


一定の人気を誇る「レバレッジETF」、特に右肩上がりのS&P500にレバレッジをかけた「SPXL」や、NASDAQ100にレバレッジをかけた「TQQQ」などは、世界的にリスク選好型の投資家に人気があります。

レバレッジETFについては、賛否両論でありますが、著名な投資家はコメントを残さない不気味なETFでもあります。
そして、経験値の富んだ投資家の多くは、レバレッジETFに反対もしくは保有していないように見えます。

リターンに目がくらんだ初心者投資家が、そのリスクを理解せずに投資してしまうケースが多くあるのではないでしょうか。
そこで、レバレッジETFを積立した場合のリスクについて検証してみます。

リターンに目がくらんだ初心者投資家?ん、私?

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レバレッジETFのリスク

コロナショック前の上昇相場終盤では、一部でレバレッジETFが流行しました。
私の目の触れる範囲でも、「レバレッジETFは、過去10年間でいつ買っても爆益」との主張される方がちらほらいました。
私自身レバレッジETFは、優れた選択肢の一つと考えているため、否定はしませんが、コロナショックを経た今となってはそのような主張は皆無となりました。
コロナショックまでの直近10年間というのは、右肩上がりの調子がよい期間であるということです。

【関連記事】レバレッジETFは-90%にもなる!?
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それでは、レバレッジETFを積立した場合はどうでしょうか?
現在、レバレッジ投資信託など積立を前提とした商品もいくつか出てきています。
積立で10年、20年を棒に振る可能性はないでしょうか?検証していきます。


レバレッジETFの積立

レバレッジETFドルコスト平均法で、長期積立した場合のシミュレーションを行います。
検証条件は下記の通りです。
対象:SPY(S&P500 ETF、1993年設立)、SPXL疑似(1993年よりあった場合の計算値)
積立:毎月1万円積立、月初終値、円建て(ドル円は該当年の平均値を使用)

1.1993年(SPY設立時)から毎月積立した場合

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もの凄い変動幅です。
特にITバブル・リーマンショック期は、含み益が解消されてしまいます。詳細を確認します。
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15年間積み上げたものがすべてはじけマイナスになってしまいます。
SPYではマイナスに転じる期間はリーマンショックといえどごく限られた範囲となります。

レバレッジETFでは長期で積み上げても大きくマイナスに転じる可能性があることがわかりました。

では、最悪ケースも確認していきましょう。ITバブル直前に積立をスタートしてしまった場合です。



2.1999年(ITバブル直前)から毎月積立した場合

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なんと、最初の20年間の大半は、SPY積立をアンダーパフォームしています。

ITバブル・リーマンショック期の詳細を確認します。
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15年間ほど積み立ててその間3年ほどしか、SPYを上回ることがないです。


完全に10~20年間の投資が無駄になっています。

10~20年間無駄って、その前にどこかで退場しているレベル

 



レバレッジETFの特徴

見ていただいたようにレバレッジETFは上昇相場では凄まじい効果をもたらすが、下落相場やボックス相場にも非常に弱い特徴を有しています。
これが、レバレッジETFは長期投資に向かないと多々言われる所以でしょう。

今後米国株式市場が長期に渡って下落相場やボックス相場になることは、あり得ます。その場合には、レバレッジETFを中心としたポートフォリオは日の目を見ないでしょう。
ITバブルやリーマンショックほどではなくても、SPYをはじめとする堅実な投資に完敗する可能性は十分にあります。
レバレッジETFを長期で保有する場合には、このようなリスクを十分に理解した上で、投資することが必要と考えます。

おわりに

レバレッジETFの単純な積立は、致命的なリスクがあることがわかりました。
初心者ほど保有したくなるレバレッジETFは、初心者ほど損のする仕組みになっていそうです。ここがSEC(米証券取引委員会)がレバレッジETFに危惧するところだと思います。

今後10~20年間の米国株式市場が右肩上がりであると、知ることができれば、レバレッジETFへの単純積立が有効でしょう。
しかし、それは神のみぞ知るところで、今後10~20年に渡って株価が揉み合う可能性もあり、その場合は取り返しがつきません。
繰り返しになりますが、レバレッジETFを長期で保有する場合には、このようなリスクを十分に理解した上で、投資することが必要でしょう。

【関連記事】SEC(米証券取引委員会)がレバレッジETFを規制?
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