シロハル の米国株投資 〜資産100倍への道〜

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TECLにTQQQの代役は務まるか?違いをデータで検証!

どーも、シロハル🐨です。


米国市場をけん引するNASDAQ100に3倍レバレッジをかけた超ハイリスク・ハイリターンETF「TQQQ」。非常に魅力的なETFですが、日本国内証券での取り扱いはありません。


そこで「TQQQ」と似ていて、国内証券で取り扱いされているETFが、「TECL(情報技術セクターの3倍レバレッジ)」です。
投資家の中には、TQQQの代わりにTECLに投資する方もいるこでしょうが、実際に代役が務まっているのでしょうか?


今回は、TECLとTQQQの違いについてサーチしました。


【関連記事】【QQQ】暴れ馬から名馬へ進化!?NASDAQ100連動のETF
shiroharu.hateblo.jp

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基本概要

TQQQ:『ULTRAPRO QQQ(ウルトラプロ QQQ)』

  • 運用会社:PROSHARES TR (プロシェアーズ)
  • ベンチマーク:NASDAQ100指数 3倍
  • 管理報酬:年率0.95%
  • 設定日:2010年2月9日
  • 資産総額:63億ドル( 2020/06/09時点)

TECL:『Technology Bull & Bear 3X (デイリー・テクノロジー・ブル 3X)』

  • 運用会社:Direxion (ディレクション
  • ベンチマーク:情報技術セクター指数 3倍
  • 管理報酬:年率0.95%
  • 設定日:2008年12月17日
  • 資産総額:15億ドル( 2020/06/09時点)

TQQQの設定日が2010年であるのに対し、TECLが2008年と、意外にもTECLの方が長寿のETF銘柄となります。そして、TECLはリーマンショックの最中に設立されており、一応はリーマンショックを乗り越えた銘柄と言えそうです。 資産総額は、TQQQが63億に対し、TECLが15憶となります。安定感はレバレッジETFの王様「TQQQ」には及びません。

構成銘柄(2020/06/10時点) f:id:shiro_haru:20200612174405p:plain 先日のコロナショックの急激的な下落で乖離が大きくなったため、債券とキャッシュリザーブの比率が大きくなっています。 それ以外の銘柄が、主な構成銘柄と考えればよいと思います。個人的には、GAFAMの漏れがないTQQQが強いのかなと思いますが、ビザやマスターカードも紛れもない世界的企業で捨てがたいです。 したがって、主要構成銘柄の差は好みの問題かもしれません。

債券とキャッシュリザーブの比率はTECLの方が大きくなっています。これは、TECLの方がコロナショックでの下落と乖離が大きかったことが原因と予想されます。 この点は大きな弱点になり得るでしょうか?この点も考察していきます。

 



TQQQとTECLのデータ検証


株価チャート
まずは設立時からのそれぞれの株価推移を確認してみます。
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設立が早いTECLがTQQQを大きく上回っているようにみえます。
実際のパフォーマンスはどうでしょうか?まずは株価のボラティリティの差を確認してみます。


ボラティリティ比較
直近10年間のボラティリティを比較してみました。
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データが多いですが、ぱっと見はかなり相関性がありそうです。詳細をチェックです。
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月単位での比較では、TECLが53%の確率でTQQQにアウトパフォームしています。
上昇月での比較では、TQQQ : TECL=39:39で同等。
下落月での比較では、TQQQ : TECL=19:27でTECLのアウトパフォームとなりました。
とは言え、おおよそ同じような傾向であることには違いありません。

直近のコロナショックでは、2020年3月にはTECLが大きく下落し、4月にはTQQQが大きく上昇しているなあ。

ここでさらに一歩踏み込んで、長期運用した場合はどうでしょうか?積立投資シミュレーションしてみます。


積立投資シミュレーション
積立シミュレーションをしてみます。
(条件:毎月3万円投資 / 2010年より現在まで / 為替100¥/$を想定)
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長期運用では、TQQQの方が基本的にアウトパフォームしています。
とは言え、やはり似た挙動を示すことがわかります。
したがって、これまでの10年において、パフォーマンスとしては、TECLで代用可能と判断できます。

それにしても、上昇相場でのレバレッジの威力すごい!


TECLに TQQQの代役は務まるか?


銘柄組換
コロナショックを受け、TQQQ対比でTECLの方が、債券とキャッシュリザーブの組入れ比率が大きくなっています。
これは、下落率が大きく、乖離が大きくなったことが原因と考えられます。実際に、上記のボラティリティで、3月の下落はTECLが大きく、4月の上昇はTQQQが大きかったことがわかりました。


この点は大きな問題にはならないと考えています。理由としては、過去10年間では下落月のパフォーマンスは同等(わずかにTECLの方がよい)という点です。
現在はNASDAQ100銘柄に分があるかもしれませんが、長期的には致命的な差にはならないと考えています。
もう一つの理由は、レバレッジETFが乖離を理由として銘柄組換を行うものであるということです。今回下落時にそれが実行されましたが、逆も然りだと考えています。
上昇相場になれば、債券比率を下げなければそれこそ乖離が大きくなります。したがって、堅調な相場になれば従来の株式比率が高まっていくことが自然だと思います。



SEC(米証券取引委員会)のレバレッジETF規制案
私個人として、TECLに危惧している点は、レバレッジETF規制案です。
資産総額が、TQQQ:63憶ドル、TECL:15億ドルです。また連動指数が、TQQQ:NASDAQ指数や、SPXL:S&P500指数という代表的な指数であるのに対し、TECLは情報技術セクターです。少し心もとない気がしてしまいます。
噂レベルですが、「TQQQとSPXLは大丈夫」との話も挙がっています。・・・TECLは?

逆に言えば、SECによるレバレッジETF規制案の結果、償還を免れたなら、TECLで十分代用可能と考えます。

尚、レバレッジETFが規制案以外で償還する可能性は極めて低いと考えています。
【関連記事】レバレッジETFが規制案以外で償還する可能性は極めて低い理由

shiroharu.hateblo.jp


おわりに

TQQQに投資したいと考えている投資家にとって、「TECL」はよい選択肢であると言えます。
問題は、SECによるレバレッジETF規制です。この問題が解決すれば、更に安定性が増すことでしょう。


TECLの安定性と、投資家のリスク許容度は、別の問題であることを強く認識した上で、自らのリスク許容度と照らし合わせて保有するか否かを検討することは忘れてはいけません。


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のんびり幸せに🐨